数ヶ月メキシコにいた。ユカタン半島の日差しの中で、自分が今まで撮ってこなかった美術作品としての存在を意識した写真を制作する日々。二次元出力を考えつくしながら三次元の中を歩く時間。
写真は、撮れば撮るほどわからなくなる。知れば知るほどわからなくなる。美術作品としての写真も、ドキュメンタリーとしての写真も、どちらも好きだからどこに着地したらいいのかもわからない。目的ありきだったらうまく行くことが多いのだけれど。だから今のところ他人のプロジェクトに参画する方が多いし、うまく振る舞える。 わたしは商業写真にも、単なる人助けにも取り組むのは好きで、余地のないディレクションをされて従わなくてはいけなくても、それはそれで楽しめる。要はゴールが決まっていたら、そこにどう効率よく上手に着地するかに頭を使うことに慣れているし、また得意なんだと思う。 それは悪いことではないし、生きていく上では助かるのだけれど。
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Hrk writes. 両極端の、どちらも自分 Archives
November 2021
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